「タイのご飯で何が好きですか?」と聞くと、多くの人の上位メニューに入ってくるのが「カオマンガイ:ข้าวมันไก่」です。
「タイ風チキンライス」などと呼ばれることもありますが、鶏の油で風味づけされた出汁で炊いたご飯の上に鶏肉をのせ、生姜の利いたソースで食べるというタイ料理です。
シンプルですがこれが何とも美味しくて、日本人の味覚にも抜群に合うタイ料理の一つだと思います。
この記事ではその「カオマンガイ」の作り方&レシピをご紹介いたします。
みんな大好き!美味しい2種類のカオマンガイの作り方&レシピ
材料
今回は「茹で」と「揚げ」の二種類のカオマンガイを作っていきます。
正確な発音を意識するなら、「(茹で)ข้าวมันไก่ต้ม:カーオマンガイトm」と「(揚げ)ข้าวมันไก่ทอด:カーオマンガイトーt」となります。
大人4人分の材料がこちらです。
- 骨つき鶏肉もも肉 1kg (茹で鶏用、好きな部位でOK)
- もも肉 4枚(揚げ鶏用)
- お米 3合
- 水 1200ml
- 鶏皮 300g
- ニンニク 50g
- 生姜 50g
- タイの大豆味噌(タオジヤオ) 150 ml
- 小さいニンニク 50g
- 生姜 100g
- 塩 適量
- 砂糖 大さじ一杯
- 酢 大さじ二杯
- 醤油 大さじ一杯
- 赤唐辛子(お好みの量)
- パクチーの根 2個
実際のところ分量はそこまでシリアスでなくても良いかと思います。私自身ほとんどが目分量で料理をするタイプですので…。
特にソース用材料の分量は味を見ながら調整していただければと思います。
作り方
大まかに分けるなら以下の7つの手順で作っていきます。
② 鶏肉を鍋で茹で、鶏の出し汁を作る
③ 鶏肉を茹でているあいだに、「揚げ鶏用」の肉を味付けしておく
④ カオマンガイ用ソースも作っておく
⑤ 「鶏ご飯」を作る
⑥ 「揚げ鶏」を作る
⑦ 出来上がった「茹で鶏」「揚げ鶏」「鶏ご飯」を盛り付け、ソースをかけて出来上がり
まずはこちらの動画を見てから下に記載するそれぞれの手順を見ていくとイメージしやすいかもしれません。
① 鶏肉の皮を取り、肉と皮に分ける
ハサミなどを使って肉と皮に分けましょう。鶏皮はこの後使います。
鶏肉の部位はどこを使っても大丈夫です。タイみたいに「一羽丸ごと」なんてのも可(笑)
「揚げ鶏」にする肉は骨も取り外しましょう。
② 鶏肉を鍋で茹で、鶏の出し汁を作る
動画や写真では水の状態から肉を入れていますが、本当は沸騰したお湯に肉と生姜、ニンニクを入れて煮込みます。
灰汁を取りながら一時間ほど煮込めばOK。出来上がったものは肉と出し汁(鶏スープ)に分けておきます。
③ 鶏肉を茹でているあいだに、「揚げ鶏用」の肉を味付けしておく
一時間かけて鶏を茹でていますので、そのあいだに揚げ鶏用の下準備をしていきます。
オイスターソース、醤油、コショウで下味をつけ10~15分ほど漬け込み味をなじませます。
④ カオマンガイ用ソースも作っておく
ついでに「カオマンガイソース」も作っておきましょう。
上記画像に記されている材料を全てミキサーにかけるだけで出来上がりです。
⑤ 「鶏ご飯」を作る
①で取り分けておいた鶏皮をフライパンで炒め油を抽出します。その中に潰したニンニク50gを入れ炒め、油に香りをつけていきましょう。
さらにそこへ洗った生米を入れ、少しずつ②の鶏スープを加えながら炒めていきます。
お米と油が良く混ざり合ったら、水の代わりに鶏スープを入れ炊飯器などで普通に炊いていきます。
⑥ 「揚げ鶏」を作る
③で下味を付けた鶏肉に水で溶いた小麦粉で衣をつけ、中まで火が通るようしっかりと油で揚げていきます。
揚げ鶏は熱々が美味しいでしょうから、ご飯が炊きあがるのに合わせてあげると良いかもしれません。
⑦ 出来上がった「茹で鶏」「揚げ鶏」「鶏ご飯」を盛り付け、ソースをかけて出来上がり
お好みでキュウリやパクチー添えると一層タイの本場感が出ます。
生姜の利いたソースをたっぷりかけていただきましょう。美味しいですよ~。
まとめ
代表的なタイ料理の一つともいえる「カオマンガイ」が作れたら、ちょっと自慢できるかもしれませんね。
実は意外と簡単で日本でもだいたいの材料が揃うと思いますので、ぜひ良かったら作ってみてくださいね。
《関連記事》