一週間ほど前からSNS上などで少しだけ話題になっているものがあります。それがこちら。
タイ東北部ナコンラーチャシーマー県の地方自治体が設置したこの看板を見て、「飲酒運転を推奨している!」と日本のニュース番組などでも物議を呼んでいました。
看板を設置した自治体としては、年末年始にかけては特に飲酒運転を完全に無くすことはできないと考えての苦肉の策だったようですが、まさか国外にまで波紋を広げることになるとは思ってもいなかったでしょうね。
当然タイ現地でも結構話題になったそうで、ナコンラーチャシーマー県に住む人たちは「世界に知られた!」とちょっと盛り上がりを見せていたそう(笑)
しかしやはりその影響か、話題の看板はその後撤去されてしまったそうで今はもう無いそうです。
先日、ナコンラーチャシーマー県に住む友人の一人から「あの看板はなくなったけど別の看板がある」と連絡が入りました。
その看板というのがこちら。
このデザイン、色合い、使用フォント…間違いなく同じ自治体の仕業!
でも「酔ったら家に居よう」…至極ごもっとも!
「酔ったらゆっくり運転してね」なんて言ってしまったことへの猛省の結果からか、今回のはものすごく優等生な標語となっています。
いいですね。こういう失敗を生かしてアップデートしていく姿、嫌いじゃないです。むしろ好感を持てます。まぁこの看板がどのタイミングで作成されたのかは知らないですけど。
でもタイの飲酒運転に関する一般市民の認識はまだまだ緩いのは確かなので、少しずつでもこうして改善されていくといいですね。
以下の記事でタイの飲酒運転に関する基準や罰則について詳しく説明しています。
ちなみに日本でも話題になった看板が設置されていたのは、ナコンラーチャシーマー県の「พิมาย:ピマーイ」という郡です。
クメール遺跡など歴史文化財もある素敵な街なので、普通のタイ旅行に飽きた人は足を運んでみると良いかもしれません。私も一度行ったことがありますが趣きのあるとても良い町でした。
以上、「【小ネタ】日本で話題の「酔ったらゆっくり走ろう」の看板、他にもあった!」でした。