実は私、少し前まで二カ月ほど日本に一時帰国していました。
いざタイに帰って来ようかとなった時に今回はどこからタイに入国しようかと考えたのですが、イサーン(タイ東北地方)住みの私としてはラオスのビエンチャンに降り立ち、そこからノンカイ経由でタイ入国も悪くないなということになりました。
日本からラオスに向かう航空券を探していると、韓国の航空会社のものがたくさん目に留まります。
韓国の格安航空の一つに「ジンエアー」という会社があります。あの「大韓航空」に属するグループ会社の一つのようですね。
時期さえ合えば、そこそこお得な値段で韓国経由をして日本からラオスまで飛ぶことができるようです。
今回この「ジンエアー」を実験的に使ってみましたので、その際の情報をシェアしておきたいと思います。
韓国のLCC「ジンエアー」ってどんな感じ?日本から韓国、ラオスを経由してタイへ
航空券を予約
「ジンエアー」の航空券を予約するにはいくつかの方法がありますが、今回私が使ったのはExpedia:エクスペディアという旅行予約サイト。まぁこのブログを見ている人なら皆さん知っておられることでしょう。
「日本・成田→韓国・ソウル→ラオス・ビエンチャン」という一回乗り継ぎが必要な便が、私が予約したときで一人片道25,000円ほどでした。でもうまく時期を合わせれば20,000円程度からでもありました。
いつも使っているバンコク・ドンムアン行きの直行便と比べるとちょっと高くなりますね。
とは言え値段だけでは決められない諸事情も踏まえつつ、こちらのチケットを購入することに。
成田から出発
出発は成田空港ターミナル1からです。「ターミナル1」はなんだか久しぶりに来た気がします。
ジンエアーのチェックインカウンターは4階北ウイングにありました。(固定ではなく時おり変わるかもしれません)
分かりやすい緑色をした表示が出ており、もちろん日本語の話せるスタッフが対応してくれます。
無料の受託荷物が一人15kgまで付きます。一つの荷物が15kgを少し超えていたのですが何も言われませんでした。
奥さんの荷物と私の荷物を合算して30kgということで通してくれたのかもしれませんし、もしかしたら数百グラムの誤差ならそこまでシビアではないのかもしれません。
ただチェックインの時点でかなり慎重に復路便の確認がされました。
別の航空会社を使ってタイから日本へ帰る航空券を予約しておいたのを見せたのですが、「いつタイに入るのか?」「どこからどんな方法で入国するのか?」など詳しく聞かれました。
この辺りはかなりシビアにチェックしていそうです。
日本から韓国へ 機内の様子
無事出国手続きを終え機内に乗り込みます。
ディレイがなくちゃんと時間通りに出てくれる辺りに「あぁ日本から出国するんだなぁ」としみじみ感じました。
気になるシート間のスペースですが…、格安航空ならではの狭さでした。
まぁLCC(格安航空)なら大体どこもこんな感じかもしれませんが…、長時間乗るとなるとけっこうしんどい狭さです。
成田から韓国・インチョン空港まで約三時間のフライトですが簡単な軽食がサービスで出ます。
もちろんお金を払えばその他の軽食も注文することができますが、見ている限り誰も頼んでいませんでした。
タブレットに入れて来た映画を一本見ているうちに到着します。三時間はあっという間ですね。
韓国・ソウル インチョン空港で乗り継ぎ
今回利用した航空券は韓国イミグレで入国することなく、そのままラオスへの国際便に乗り継ぎすることができます。
飛行機から降りた後、空港通路に緑のサインで表示されている「Transfer」の文字を追って進んでいけば、無事イミグレを通過することなく乗り継ぎエリアに出ることができます。(途中で簡単な手荷物検査があります)
「バゲッジスルー」でしたので、インチョン空港では荷物を受け取る必要はありません。
便利なサービスではあるのですが、心配症な私にとっては最終目的地に着くまで荷物の安否を確認できないのはちょっと不安だったりします。
とは言え、いらぬ心配をしていてもこの後の長旅で余計に疲れるだけですので、せっかくなのでここは韓国料理でも食べて英気を養うことに。
少し見て回っているとフードコートタイプの食堂がありました。
いくつかの店舗が集まっており、オーダーと支払いは一か所でするようです。もちろんクレジットカードも使えます。
オーダーと支払いが済むと呼び出しベルが渡されますので、それを持って席で商品の出来上がりを待ちます。日本のフードコートと一緒ですね。
せっかくなのでベタな韓国メニューをオーダーしました。
タイで韓国人の友人にお呼ばれすることなんかも時々あったので、すっかり韓国料理には舌が肥えてしまったのか…、美味しいと言えば美味しいのですが、まぁ格別感動するほどでもなかったです。
付け合わせの「韓国海苔」と「異様にキレイな沢庵」が美味しかったです。
好きでよく韓国料理屋さんには行くのですが、何度行ってもあの鉄製の箸には慣れないです。重い、滑る、手が疲れる。
あとスープが異様にぬるくて味が薄い…。いや、韓国料理は大好きなんですけどね。
最後にもう一つ、どうでもいいことなんですが、無料飲料水用の紙コップが異常に薄っぺらい!ほぼコピー用紙(笑)!
食事の後まだまだ時間があったので、近くにあった仮眠スペースでゆっくりくつろげました。
空港内にはWi-Fiが飛んでおり、サクサク繋がって通信速度もかなりイイ感じです。さすがネット大国ですね。素晴らしい!
今回乗り継ぎのイメージが湧かなかったので、余裕をもって5時間のトランジットのものを選んだのですが、あれだけスムーズなら2時間ぐらいのトランジット予定のものでも大丈夫だったかもしれません。
30分ほど前から搭乗できますので、ご飯を食べたとしてもトランジット三時間もあればまず問題ないと思います。
以下、空港で見かけた風景です。
韓国からラオス・ビエンチャンへ
さてここからがこの旅の踏ん張りどころです。
ソウル・インチョン空港からラオス・ビエンチャンのワッタイ空港まで6時間のフライトが待っています。
機内は日本から乗ってきたものと変わりません。
ちょっとだけグレードアップした軽食が出ます。
飾りっ気のないルックスですが、味はなかなか美味しい!
おにぎりっぽいのにはマヨネーズシーチキンが混ぜ込まれていて日本人の口に合います。
謎肉のハンバーグに異様にキレイな色の卵焼き。「うん、こーいうのでいいんだよ」って感じです。
あと切り干し大根のキムチが地味に超美味しかった(近くのお店で売ってたら定期的に買うぐらいです)
お腹が膨れたら眠たくなります。ひたすら寝て、ここから約6時間のフライトが早く過ぎ去るのを願うのみです。
ラオス・ビエンチャン ワッタイ空港
六時間後。無事ビエンチャンの「ワッタイ国際空港」に到着しました。
ラオスと言えば「ラオビール」。疲れ切った私を励ますかのように大きな黄色い看板が出迎えてくれます。
とても清潔で明るい空港です。そこまで大きくないのでまず出口に迷うことないでしょう。
着いたのは23時半ごろ。深夜帯は空港前にタクシーなどは殆どいませんので、事前に交通手段を確保しておく必要があるかもしれません。
この後、空港のすぐ近くのホテルで一泊し、次の日にノンカイからタイへ入国しました。
ホテルは「ダンサバーン ヴィエンチャン ホテル」というところで、一泊/3,000円ぐらいでした。
値段だけで言うとラオスでなら中くらいのレベルのホテルだったんですが…、取り立ててレビューを書くほどのクオリティではなかったです。
「空港から近く、シャワーを浴びれて、クーラーが効いた部屋のベッドで寝れる。あと朝食が付いてる(一応ビュッフェ)」
こうやって書き上げてみると、まぁそれなりに価値のあるホテルっぽく聞こえますね。※一応ホテルの写真は撮ってあるので、また気が向いたときにこの記事に追記しておきます。
とりあえず無事に目的地に着けて良かったです。
まとめ
この後のタイへの入国の様子はこちらの記事をご覧ください。
アリかナシかで言いますと、「ジンエアー」は「アリ」だと思います。
特に入国審査が厳しくなっているドンムアン空港やスワンナプーム空港を避けたい人にとっては「アリ」かもしれません。
コスパも悪くないですし、ちょっと韓国に寄って数日遊んでからラオスに飛ぶっていう感じだと身体への負担も少ないかもしれませんね。
私自身が今回のフライトでけっこう疲れてしまったので、なんとなく記事全体に「負」のオーラが漂っているかもしれませんが、それはそれと割り切ってぜひ参考にしてみていただければと思います。