ここ数年でタイ国内でもキャンプ場が多く建設されており、タイ人の中でも人気の趣味の一つとなっています。
タイ人の友人に誘われることがあるかもしれませんし、一人もしくは夫婦でチルい時間を過ごすのを趣味にしておられる方もいることでしょう。
ということで今回のタイラボではキャンプをするのに使えるタイ語をいくつかご紹介したいと思います。あとタイ(海外)でキャンプするうえで気を付けておきたい点、おすすめできる点についても書いておきます。
【タイキャンプしようぜ!】CAMPで使えるタイ語 海外でキャンプってどうなの?
キャンプで使えるタイ語
まずはずらっとキャンプに関連して使いそうな単語を並べていきましょう。特にキャンプ場に関して尋ねたり問い合わせたりする機会がありそうなものを中心にピックアップしていきます。
それぞれのタイ語の発音は「タイ語発音」欄にグーグル翻訳のリンクを貼っておきますので、どんなふうに発音すれば良いのかぜひ確認されてみてください。
日本語 | タイ文字表記 | タイ語発音 |
キャンプ | แคมปิ้ง | ケーmピンg |
キャンプ場 | จุดกางเต็นท์/ลานแคมปิ้ง | ジュッtガーンgテンg/ラーンケーmピンg |
テントを張る | กางเต็นท์ | ガーンgテンg |
焚火 | กองไฟ | ゴーンgファイ |
火をおこす | ก่อไฟ | ゴーファイ |
料理する | ทำอาหาร | タムアーハーン |
○○できますか?(してもいいですか?) | ○○ได้ไหม? | ○○ダイマイ? |
○○はありますか? | มี○○ไหม? | ミー○○マイ? |
トイレ | ห้องน้ำ | ホーンgナム |
シャワールーム | ห้องอาบน้ำ | ホーンgアーpナム |
炭 | ถ่าน | ターン |
薪(まき) | ฟืน | フーン |
七輪(BBQ用) | เตาไฟ | タオファイ |
氷 | น้ำแข็ง | ナムケンg |
電源 | ปลั๊กไฟฟ้า | プラッgファイファー |
泊まる | พัก | パッk |
※デイキャンプ | นั่งชิลๆ | ナンチウチウ |
一晩いくら? | หนึ่งคืนเท่าไหร่?/คืนละเท่าไร? | ヌンクーンタオライ/クーンラタオライ |
チルい | ชิลๆ | チウチウ |
景色 | วิว | ヴィゥ |
静かな雰囲気 | บรรยากาศสงบงียบ | バンヤガーtサンゴッpニヤッp |
「デイキャンプ」って「ナンチウチウ」って言うの?
これは少し説明を加えておきたいと思います。
タイのキャンプ場の多くは一人当たり一泊/○○バーツという料金設定です。
ちゃんとキャンプ場として設備を整えているところであれば一泊一人当たり150~200バーツぐらいが平均値で、少しマイナーなところやいくつものキャンプ場が連立していて価格競争をしているようなところであれば100~120バーツ/一泊というところもよく見かけます。
でも実はテントは張っても泊まらずに帰る場合、つまりいわゆるデイキャンプだと料金をディスカウントしてもらえることが多いんです。私の行ったことのあるキャンプ場だとだいたい半額ぐらいになることが多かったような気がします。
そこでデイキャンプをタイ語でどう言えばいいかってことなんですが、普通に英語で「デイキャンプ」といえば伝わることもあります。
でもそれで伝わらない場合、私は「ナンチウチウ」と言うことにしています。
直訳すると「座ってくつろぐ」という意味になりますが、いわゆる「キャンプ場に来て泊まらずにちょっとチルタイムしに来ただけ」という意味合いで理解してくれることが多いです。
そのあとに「ไม่พัก:マイパッk(泊まらない)」と付け加えるとより伝わりやすくなります。
「นั่งชิลๆไม่พักเท่าไหร่?:ナンチウチウ マイパッk タオライ?」
↑「泊まらないデイキャンプなんだけどいくら?」っていう意味になります。ぜひ使ってみてください。
海外でキャンプって危なくないの?
海外でキャンプするにあたってやはり安全は気にしておきたいところですよね。
私の経験上、タイのちゃんとしたキャンプ場であればそんなに危険はないかと思います。
民営のキャンプ場ですと夜間も管理人が常駐(というかそこに住んでる)ことが多いので、これまでそんなに危ないなぁと感じることはありませんでした。
タイのキャンプ場の管理人さんは結構しっかりとお世話してくれる印象です。
タイでは夜22時までは大きな音を出してもOKみたいなとこが多いのですが、22時を過ぎてもワイワイうるさくしていると注意を促してくれます。(もちろんほったらかしのところもある)
キャンプ場の規約の中に騒音や火の使用、アルコールに関しての注意書きが含まれているところが多いですので、そういった規約を見てからしっかりしていそうなキャンプ場を選ぶのもよいかもしれません。ほとんどのキャンプ場がFacebookページを持っていますので事前確認できるでしょう。
先ほど「タイのキャンプ場の管理人さんは結構しっかりとお世話してくれる」と言いましたが、あえて言うならそこがちょっと注意点かもしれません。
人懐っこいタイ人の気質に付随するところだと思いますが、マイナーなキャンプ場なんかだと外国人が利用しに来てくれたのがうれしくてお客さんとの距離感がバグっているのを時々見かけます。
私が経験したところだとテント設営中にやたらと交ざってくる、食事中にお邪魔しまーすって来る、朝ごはん作ってくれる(←食べきれないほどのお鍋いっぱいのお粥)など。
まぁどれもフレンドリーな可愛げのある気持ちからのものなので私は別にそれほど嫌に感じませんでしたが、プライベートな時間を大切にしたい人やタイ語に苦手意識のある人、あと特に女性だけでのキャンパーさんなどは少し注意したほうが良いかもしれません。
タイの国立自然公園でのキャンプの場合
あともう一つタイでキャンプするうえで気を付けるべき点として、タイ国営の自然公園(อุทยานแห่งชาติ:ウタヤンヘンチャーt)でキャンプする場合はしっかりした規律があるので気を付けましょう。
知らなかった…で済む場合もあるかもしれませんが、民営のキャンプ場よりは確実に厳しいですし、場合によっては罰則を受ける可能性もあります。(でもその分しっかり見回ってくれるので安全ではある)
以下にタイの国立自然公園でしてはいけないことを挙げておきますので予習しておきましょう。
それぞれ英語訳もあるので翻訳にかけていただければと思うのですが、いくつか見落としやすい点をピックアップしておきましょう。
- 野生の動物にエサを与えてはいけない
- 自然公園内のものを採取してはいけない
- 焚火をしてはいけない
- アルコール飲料を持ち込んではいけない
- ペットを持ち込んではいけない
といった感じで、楽しくワイワイしているとついつい忘れてしまいそうなことが含まれています。気を付けましょう。
自然公園内でのキャンプは壮大な自然の中で楽しめるのと同時に、公園職員による監督が行き届いていて安心感もあり良いのですが…、
焚火ができんキャンプって!!鼻笑
と感じるのは私だけではないでしょう。焚火≒キャンプですからね。あとアルコールも。
以前ペチャブーン県にあるナムナーオという国立公園でキャンプした時は、夜中に野生の象がキャンプサイトに近づいてしまったようで職員が銃を発砲して追い払っていました。
一緒にキャンプに行った中学生の女の子がギャン泣きしてお母さんに怖いーってしがみついてたのが印象に残っています。
野生の象ってかなり危険だそうです。でも夜間に車でサファリツアー(有料)みたいなこともやっていて、そういう楽しみ方もできるにはできます。
まとめ
もちろんキャンプ場ではない海辺や山間部のパブリック(公共の)な場所でもキャンプはできると思いますが、それこそ何が起きるか分かりませんしすべて自己責任となります。
なのでタイラボとしては、タイでキャンプするならしっかりと設備とサービスの整った民営のキャンプ場で楽しむのをおすすめします。
特に私のようにチルい雰囲気の中で焚火をしながら、美味しい料理と旨いお酒を飲むことに全振りしたキャンプをしたい人はそれで間違いないと思います。
日本とはまた違った景色を見せてくれるタイの自然の中でゆったりキャンプ。おすすめです。
夜中に野生の象を追い払う乾いた銃の音を聞いてギャン泣きしたい人は自然公園へどうぞ。