言語の勉強をしていると「こんな時どう言うんだろう?」と疑問に感じることの連続だと思います。
でもいざ表現方法を調ようとしても、どう検索したらいいのかすら思いつかないニュアンスの難しい表現ってありますよね
今日の記事ではそんな感じのニュアンスを持つ一つの便利なタイ語「ชึ่ง:スン」についてご紹介できればと思います。
覚えておくと便利なタイ語「ชึ่ง:スン」の使い方
「ชึ่ง:スン」
正確には次のように発音します。
「ชึ่ง:スンg 」
上から下に落ちる発音「下声」で、末子音は「ง:ng」になります。
「ス」も口を横にしての発音、つまり「イ」の形で発音する母音 『ウ』です。
どういう意味、使い方?
「ชึ่ง:スンg」にはどういう意味があるのでしょうか?
よくある一般的な辞書には「...である」という意味を持つと解説されています。
…うーん、何となく分かりにくいですよね。
つまり簡単に言うと、前にある文章に補足を付け加える時に使えるタイ語 ということです。
なのであえて辞書にある表現を使うなら「つまり...である」というニュアンスに近い感じ。
「接続詞」に近い働きをするというイメージですね。正確には「関係詞」と呼ばれるようです。
少し詳しく解説していきましょう。
例えば次のような内容の文章をタイ語に訳すときに使えます。
「友達が食べているこの美味しそうなタイ料理をボクは見たことがない」
この文章には「タイ料理」という言葉を修飾する2つのワードが含まれています。「友達が食べている」と「この美味しそうな」の2つですね。
タイ語の文法だと「タイ料理」という単語の後ろに「友達が食べている」と「この美味しそうな」という2つの文章をくっつけることになります。
しかしそうなると文の中に複数の接続詞が並ぶようになり、文章の響き的にもなんか変になりますよね。
日本語で「○○の△△の××の」と同じ接続詞が続くときれいな文章でなくなるとの同じです。
そんなときに「ชึ่ง:スンg」を挟むと文章の体裁を良くし、かつ言いたいことを全部含めることができるんです。
上の文章だと次のようなタイ語へと訳せるでしょう。
「ผมไม่เคยเห็นอาหารไทยนี้ที่น่าอร่อยซึ่งเพื่อนกำลังกินอยู่:ポm マイ クーイヘン アハーンタイ ニー ティー ナーアローイ スンg プアン ガムランg キンユー」
文章の並びだと「ボクはこのタイ料理を見たことがない」→「美味しそうな」→「ชึ่ง:スンg」→「友達が食べている」なっています。
何となく「ชึ่ง:スンg」の使い方、ニュアンスを分かっていただけたでしょうか?
修飾する単語が2つまでなら「ชึ่ง:スンg」を使わなくとも何となくそれなりの文章は作れるのですが、3つ以上になると他の接続詞 +「ชึ่ง:スンg」が必須になってくるでしょう。
便利?使いやすい?
まぁ確かにタイの日常生活の中で使う機会はそう多くないかもしれません。
どっちかというと「喋り言葉」ではなく「書き言葉」に近いニュアンスを持つタイ語だと思います。
ただビジネスで公式の文書を作成したり、学校などで講話のようなあらたまった話をする機会があれば必ずと言っていいほど使う言葉だと思います。
またこれは個人的に受ける印象ですが、使い方によっては「ชึ่ง:スンg」といった後に言及する事柄に少し「強調のニュアンス」が付加されるような気がします。
なのでここ一番何かをプッシュしたいときなどにも使えるかもしれません。
その際には、強調したい事柄を「ชึ่ง:スンg」の後に持ってくるような文の構成にしましょう。
《 例 》
「ให้เราจะไว้วางใจและสนับสนุนคุณ○○ ซึ่งเป็นหัวหน้าของเรา!:ハイ ラオジャ ワイワーンジャイ レッ サナッpサヌン クン○○ スンgペン フアナー コンgラオ!」
「訳:我らのリーダー、○○さんを信頼して協力しよう!」
日本語の「倒置法」に似た使い方かもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか。「ชึ่ง:スンg」という一つの単語に注目した記事でした。
旅行など短期でタイに来られる人にはあまり面白くないニッチすぎる記事だったかもしれませんね。
とはいえ中には「タイ語のこういう表現方法を知りたかったんだ!」という方もいらっしゃるかもしれません。
ぜひこの記事が真剣にタイ語を勉強している人のお役にたてれば嬉しいです。