「ความ:クワーム」の意味と使い方
まずはお約束、「ความ 意味」と検索をかけてみましょう。
わたしはあんまり聞いたことのないんですが「インクルード」ってそんなに広い意味を持つ言葉なんですか?
やはり説明を足していく必要がありそうですね。
例のごとく「デイリー日タイ英辞書」を調べてみると次のように説明されていました。
「ความ」
(英:fact、matter)事、事実、事件;《 動詞、形容詞の前について抽象名詞を作る 》
以前までの私たちならここでも「?」となり、いまいちピンと来ていなかったことでしょう。
しかし「การ:ガーン」の意味と使い方を学び終わった我々、もうすでにこの「ความ:クワーム」の使い方がぼんやりと見えてきているに違いありません。だって…
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> 動詞、形容詞の前について抽象名詞を作る <
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どうぞ思い出してください。『抽象名詞』とは何だったでしょうか?
〈抽象名詞〉はものごとの状態や、概念、感情など、形のない抽象的な意味を表す〈名詞〉である。
引用元:https://hidex7777.gitbooks.io/eg_nounarticle/chapter07.html
ということでこの「ความ:クワーム」も先ほどの「การ:ガーン」とよく似ていて、「行動などを表す言葉」を「その行動を一言で呼び表す名称」へと変える働きがあるんです。
実際に例を挙げて見ていきましょう。
「รัก:ラッk:愛する」→「ความรัก:クワーム ラッk:愛、愛情」
「ยินดี:インディ:喜ぶ」→「ความยินดี:クワーム インディ:喜び、歓喜」
「กรุณา:ガルナー:親切にする、思いやる」→「ความกรุณา:クワーム ガルナー:親切、親切心」
「เชื่อ:チュア:信じる」→「ความเชื่อ:クワーム チュア:信仰、信仰心」
「เมตตา:メーター:憐れむ、慈しむ」→「ความเมตตา:クワーム メーター:憐れみ、慈しみ、慈愛」
「โศกเศร้า:ソーkサオ:悲しむ、嘆く」→「ความโศกเศร้า:クワーム ソーkサオ:悲しみ、悲嘆」
先ほどの「การ:ガーン」とは違って「ความ:クワーム」は動詞や形容詞を「ある種の気持ちや感情の呼称」、または「特質、性質」と呼べるものへ変化させているのが分かります。
この違いをしっかり掴むために同じ単語に「การ:ガーン」と「ความ:クワーム」を付けてニュアンスがどう違ってくるのか見てみましょう。
「รัก:ラッk:愛する」↓
「การรัก:ガーン ラッk:愛すること」
「ความรัก:クワーム ラッk:愛、愛情」
「เชื่อ:チュア:信じる」↓
「การเชื่อ:ガーン チュア:信じること」
「ความเชื่อ:クワーム チュア:信仰、信仰心」
「โศกเศร้า:ソーkサオ:悲しむ、嘆く」↓
「การโศกเศร้า:ガーン ソーkサオ:悲しむこと、嘆くこと」
「ความโศกเศร้า:クワーム ソーkサオ:悲しみ、悲嘆」
こうして見てみると「การ:ガーン」はどちらかというと行動を表す 抽象名詞へと変化させ、「ความ:クワーム」は心の状態や精神を表す 抽象名詞へと変化させているのが分かります。
もちろん語学に通じているタイ人に聞いてみないとハッキリした使い分けは分かりませんが、私自身がこれまで使ってみて感じ取ったこの観察を当てはめるだけでも幾らか使い分けのポイントを掴めるかもしれません。
実際タイ人の若者に聞いてみたところ「アティバーイヤーク(説明するのが難しい)」と言われてそれで終わりでした。(笑)
この「การ:ガーン」と「ความ:クワーム」の違いに関してさらに詳しい説明をしていただける方がいましたら、是非この記事下にあるコメント欄に一報送っていただければ嬉しいです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
日常タイ語にもよく出てくる「การ:ガーン」と「ความ:クワーム」の意味と使い分けをご紹介しました。
タイ語勉強に真摯に取り組んでおられる人がこの記事を読んで「あぁ、なるほど~」と感じてくださり少しでも役に立てたなら幸いです。
タイ語に興味のない方には何とも面白みのない記事だったかもしれませんね。すみません…。
近いうちにバンコクの美味しいパン屋さんのレビュー記事でも書こうかと思っていますので、これに懲りずにまたタイラボを覗きに来て下さいね。
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