「言語」というのは非常に面白いものでその国の文化や人々の性格といったものが色濃く出ることがあります。
とりわけ「ことわざ」や「比喩表現」などを見ていると「あぁ、この国の人はこういう考え方をするのかもしれないなぁ」などと考えさせられることがあります。
最近友人から教えてもらったタイ語の表現、いわゆる「隠語」「スラング」とも呼ばれるものが非常に興味深かったので今日の記事でご紹介できればと思います。
ユニークでウィットに富んだエスプリ効きまくりなタイ隠語表現【スラング】
とは言っても今回教えてもらったのは「お手洗い」に関係する表現だけなのですが…興味がある方は見ていってくださいね。
トイレ(小)に行く
普通に「トイレに行く」をタイ語に訳すと次のように言います。
「ไปห้องนำ้:パイ ホーンナーム」
「เข้าห้องนำ้:カオ ホーンナーム」
「おしっこ」「尿」「小便」をタイ語で「ปัสสาวะ:パッサーワ」と言い、もっと日常的な表現だと「ฉี่:チー」と言います。
でも日本でもトイレに行くことを面白おかしく少し濁して言うことがありますよね。
タイでもそういう言い方があります。それがこちら。
「ไปยิงกระต่าย:パイ イン グラターイ」
直訳すると「ウサギを撃ちにいく」という意味ですが、これで「トイレ(小)に行く」という意味になるそうです。
ちなみに「ไปเด็ดดอกไม้:パイ デッt ドーkマーイ 」という言い方もあるそうです。
直訳すると「花を摘みにいく」という意味です。とてもメルヘンでいいと思います。日本でもよく似た表現を使う人がいますよね。
トイレ(大)に行く
「小」があれば必然的に「大」に関する表現も存在します。
ちなみに「大便」「うんち」をタイ語で表現するなら「อุจจาระ:ウッジャーラ」という単語を使いますが、日常的な表現として「ขี้:キー」という言葉を使います。
ではそれらを少しエスプリを効かした表現にするとどうなるでしょうか?
友人曰く、次のように表現するそうです。
「ไปทิ้งระเบิด:パイ ティン ラブーt」
直訳すると「爆弾を投下しにいく」となります。面白い雰囲気で言うとそれなりにウィットに富んだ表現になるのは想像がつきますね。
ただ情勢や時期によってはデリケートな表現になるかもしれません。あとやっぱり 品位 が関係してくるかもしれませんね。
もういかにも冗談を言っているという雰囲気の中で使ってみると良いかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
いわゆる「隠語」と呼ばれる種類のタイ語表現を三つご紹介しました。
「ไปยิงกระต่าย:パイ イン グラターイ」
「ไปเด็ดดอกไม้:パイ デッt ドーkマーイ 」
「ไปทิ้งระเบิด:パイ ティン ラブーt」
「お手洗い」に関係するものなのでちょっと使いにくいかもしれませんが、知識として覚えておくと良いかもしれませんね。
このタイ語表現の「隠語」面白いですね。また他にも新しく教えてもらったら記事にしたいと思います。