このブログを見ておられる方の中には真剣にタイ語と向き合い、まさに「戦って」おられる方もいらっしゃることでしょう。
それだけタイ語は学ぶにあたって敷居の高さを感じる言語です。
このタイ語を習得していくにあたって「辞書」は欠かせないものです。特にタイ語を学び始めた初期の段階では、タイ語辞書はとても大切なポジションを占めることでしょう。
ですので出来るだけ評判の良い、実際に使える辞書を選び購入するのは大切なことです。
タイ語辞書を何冊も持ってもしょうがないですし、そもそもそれなりの値段がするものなので賢く選びたいと思われることでしょう。
以前にもこのタイラボでおすすめのタイ語辞書について記事を書いたことがあります。
この記事内で紹介している「タイ日・日タイ 簡約タイ語辞典(合本) 著:松山 納」は非常にクオリティーの高い辞書で、もちろん今でも超おすすめです。
しかし今回新しく発売されたタイ語辞書がすごく良さそうで、タイ在住者の仲間内でも評判が良いそうなので,、さっそく記事にしてご紹介したいと思います。
【これ一冊でOK】タイ在住者目線で超おすすめ「プログレッシブ タイ語辞典」
「プログレッシブ タイ語辞典」
まずはその辞書の見た目から。
やはりタイと言えば「象」なのは変わらないイメージなんですね。とても可愛いデザインをしています。
商品について調べていると以下のような情報が分かってきました。
- 単行本: 1045ページ
- 出版社: 小学館 (2017/2/27)
- 言語: 日本語
- 発売日: 2017/2/27
- B6判サイズ(横128mm 縦182mm 厚み330mm)
ページ数が「1045ページ」とあり、B6判サイズ(横128mm 縦182mm 厚み330mm)ということなので、ちょうど一般的な辞書ぐらいの大きさのようですね。
多くの人が持っている三省堂が編集出版している「デイリー 日タイ英、タイ日英辞典」と同じぐらいのサイズでしょう。(上にも挙げた【必見】タイ在住者目線のおすすめタイ語辞書「タイ日・日タイ 簡約タイ語辞典(合本) 著:松山 納」内で紹介しています)持ち運びにもそこまで苦にならないサイズです。
他にも小学館の公式サイトには以下のような説明がなされていました。
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〈 書籍の内容 〉
学習に最適、実用基本語彙と用例満載の一冊基本語、合成語、日常語、俗語など見出し項目約1万、用例1万7千を収録、タイ文字に慣れ親しみ、タイの生活や文化のこともわかる工夫満載のタイ語辞典です。タイ文字から引く「タイ―日」編、発音から引く「発音記号」編、日本語から引く「日本語索引」編の3部構成。タイ文字に慣れていない人も発音記号や日本語から調べることができます。【この辞典のおもな特長】・見出し項目には品詞を表示。・見出し項目、用例すべてに発音記号を付加。・語と語が結びついてできる合成語には成り立ちの由来を注記。・タイ語の構造がすっきり頭に入る構文情報が満載。・モンスーンなど英語由来のタイ語には、もとの英語を注記。さらに、学習者が間違えやすい用法には「語法ノート」のコラムを設けたほか、意味の強調や語の響きなどのために語を繰り返したり、似た意味の語を結び付けるタイ語独特の用法はしばしば学習者を悩ませる種になっていますが、「類語ノート」や注記を設けてわかりやすい記述につとめました。また、たとえば行政機構の省庁名やジュースなどの飲み物類が一覧できる「百科ノート」、寺の参拝の作法や十二支の言い方などは「文化ノート」のコラムで詳しく解説しています。付録として、おもな国名と首都のリスト、人称表、単位表、略語表を収録しました。
〈 編集者からのおすすめ情報 〉
タイ語の辞典をタイ文字から引けない人は多いと思います。そのようなことを考慮して、この辞典では発音記号で引けるよう工夫しました。また、すべての用例に発音記号を付けているので声に出して読みながらタイ文字に慣れることができます。タイ語の勉強にぜひこの辞典をご活用ください。
https://www.shogakukan.co.jp/books/09515801より引用
では上記の点も踏まえ、タイ在住者目線でこの辞書がなぜおすすめなのかを説明していきましょう。
おすすめポイント
ざっと観察しただけでも、いくつかのおすすめポイントを挙げることができます。
・辞書発行日が今年(2017年)に入ってから
タイ語は年々新しい言葉が造り出されており、逆に無くなっていく古い言葉もある、そこそこ移り変わりの多い言語です。それで新しく発行された辞書には新たなタイ語が反映されていることを期待できます。
・ローマ字からもタイ文字からも日本語からも引ける
タイ語からも日本語からも引ける、というのはタイ語辞書において最低限の索引機能ですが、ローマ字でも引ける(発音から引く)というのは注目できる点です。
これはつまり「音引き」ができるということです。音引きって言うのはこんな感じ。
まぁ実際はタイ語耳が出来上がるまではこんな風にスムーズにはいかないことが多いとは思いますが、上の例みたいな簡単な単語だったら大いに活躍する索引機能でしょう。
・項目約1万、用例1万7千を収録
このサイズの辞書にしてこの数字はなかなかのボリュームだと言えるでしょう。どれほど充実した内容なのかは、上の公式サイトで少しだけ配布されているサンプルページを見るとわかります。
上記4枚の画像はhttps://shogakukan.tameshiyo.me/9784095158013より引用
かなり用例に力を入れた辞書のようですね。しかも日常でそのまま使えそうなものが多くあげられています。
個人的な意見ですが、タイ語は文法がどうとか覚えるより使える単語や例文を増やしていくことが上達の秘訣だと思っていますので、その点でこの辞書はピッタリだといえるでしょう。
他にも「เป็น:ペン」や「ให้:ハイ」といった、タイ語を勉強しだすと必ず壁として立ちはだかるややこしい単語の用例が豊富であること、「類語ノート」「人称表」「単位表」「略語表」などが収録されているのもありがたいポイントですね。
お値段
こちらの「プログレッシブ タイ語辞典」の気になるお値段は 定価本体4,800円+税 となっています。
この内容量&クオリティでこの値段は、はっきり言って「買い」ですね。
この辞書があれば他の教材は必要ないかもしれませんね。それぐらい内容、価格ともに素晴らしいタイ語辞書だと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。タイラボ超おすすめのタイ語辞書「プログレッシブ タイ語辞典」のご紹介でした。
実際に買ってみたわけではないのですが、セールスポイントやサンプルぺージを見るだけでもこの辞書がこれまでにないぐらい高クオリティなのが伝わってきます。
お値段も安すぎず、高すぎず、実用書として丁度よい価格設定なのではないでしょうか。ぜひ私も今度日本に帰る際には一冊買って使ってみたいと思います。
Amazonの商品レビューページなどでもかなり高い評価がされていますので参考になさってみてくださいね。
以上。【これ一冊でOK】タイ在住者目線で超おすすめ「プログレッシブ タイ語辞典」のご紹介でした。