日常生活で良く使う言葉の1つに「○○することができる」というものがあります。
この「出来る:できる」という言葉、日本語ではとっても使い勝手のよい簡単な言葉ですが、タイ語だと状況や背景によって言葉が変わるややこしい単語の1つなんです。私はこれをマスターするのに時間がかかりました。
今日のタイラボでは日本語で「できる」と訳せる4つのタイ語をまとめていきたいと思います。
タイ語で「できる」って?4つの「できる」を状況に合わせて使い分けよう!
「ได้:ダイ」
少しタイ語をかじったことがある人が「できる」を訳すとしたら、まず思い浮かべるのは次のタイ語ではないでしょうか。
「ได้:ダイ」
この「ได้:ダイ」は可能を指す場合に使う言葉です。
例えばこんな感じに使います。
「เป็น:ペン」
次の単語も日本語で「できる」と訳すことができます。
「เป็น:ペン」
タイ語をある程度勉強している人なら「なんで เป็น(ペン)??」と思うかもしれません。
実はこの「เป็น:ペン」 取得した能力を指す場合に使う言葉でもあるんです。
ですから能力があるゆえに出来る時はこの「เป็น:ペン」を使います。
例えをみてみましょう。
他にも「ピアノが弾けます」「ギターが弾けます」「泳げます」これらも「ได้:ダイ」ではなく「เป็น:ペン」を使うならより正確な表現となります。
ちなみにその能力がないゆえにできない場合、「ไม่เป็น:マイペン」となります。
しかし、もし「今、演奏できますか?」と聞きたい時は「ได้ไหม:ダイマイ」になります。
なぜなら弾く能力のことではなく弾くことが可能かどうかを指してるからです。
このように日本語ではどれも同じ出来るですが、能力があるゆえの出来るなのか、可能を指しているのかで使い方が変わってくるので要注意です!
「ไหว:ワイ」
さらにこんな言葉も「できる」という意味合いを持っています。
「ไหว:ワイ」
タイ挨拶の定番「ไหว้:ワイ」ではないですよー。
この「ไหว:ワイ」は出来るつまり体力があるゆえに出来ることを指します。
例えばこんな感じ
疲れてしまいもう無理、出来ないと思う場合は「ไม่ไหว:マイワイ」となります。
「ออก:オー(ク)」
「ออก:オー(ク)」
この「ออก:オー(ク)」は技能的によく出来ることを指しています。
これも例えを見てみましょう。
こちらの「ออก:オー(ク)」に関しては以前の記事で詳しく説明していますので合わせて参考になさってください。
まとめ
いかがでしたか。
日本語では「出来る」の一言でここにあげたすべてのことが含まれていますが、タイ語は細かく分けられています。
「ได้:ダイ」出来る(可能)
「เป็น:ペン」出来る(能力)
「ไหว:ワイ」出来る(体力)
「ออก:オー(ク)」出来る(技能)
この4つ「できる」を使い分けてタイ語上級者を目指しましょう!
ライター:Okusan
編集:Nobu