このタイラボを見て下さっている人の多くは何らかの形でタイに関心がある方々だと思います。
中にはタイ在住者という方もそこそこの人数いらっしゃるかもしれません。
このタイラボを編集&執筆しているワタクシNobuもタイと日本を行ったり来たり7年目の長期滞在者の一人です。
タイでの滞在年数もそれなりのものになってきたのですが、いまだ日々いろんな発見があります。
今日はそんなタイ生活での発見のうちのいくつか、特にここ最近改めて知ったタイ語関連の事柄をご紹介したいと思います。
【2017/08】ここ最近で新たに知ったタイ語関連のこと
「炊く」と「蒸す」
最近覚えたのがこの単語「炊くと蒸す」です。正確に言うと今までは耳で聞いて覚えて、何となく使っていたものをちゃんと覚えなおしたという感じ。
タイ語で「炊く」は「หูง:フーン」、蒸すは「นึ่ง:ヌン」と言います。
タイの友人と話していると、こういった日常生活でよく使う言葉がポンポン出てきて新たなタイ語を覚えるイイ機会になるのですが、気を付けていないと耳で覚えただけの不鮮明な発音のまま使い続けてしまうことはよくあることです。
私の場合、「炊く」を意味する「หูง:フーン」がまさにそうでした。
米を炊くというタイ語が「フーン」だとは聞いて覚えていたのですが、正しい末子音や母音を字面として覚えていなかったので、言ってみたものの何となく伝わっていない、前後の文から連想してかろうじて理解してくれているということがよくありました。
「蒸す」という言葉も、そういう単語が存在することは知っていたのですが、なんか違うほかの言葉を代わりに使って切り抜けてきていたのでこれまでちゃんと覚える機会がありませんでした。
この度、「炊く」は「หูง:フーン」、蒸すは「นึ่ง:ヌン」と完璧に覚えましたので「お米」と「もち米」にしっかり使い分けていけそうです。
我ながら、このど田舎のイサーンに6年も住んでいて「よくそこをスルーしてこれたな」と思っております。
「更年期」
これまたレアな言葉を覚えました。タイ語で「更年期」は次のように言います。
「วัยทอง:ワイトーン」
最近この年代層の人たちと話すことが多かったので覚えました。
「วัย:ワイ」という言葉には「世代や年齢層」を含む意味があります。でもって「ทอง:トーン」は「金(ゴールド)」を意味する言葉なんですが、これらが二つ合わさると「更年期」って意味になるんですね。
直訳すると「黄金期」、ポジティブさに溢れています。もしかしたらタイ語ではそんなに悪いイメージがない言葉なのかも!?
ちなみに私Nobuは1980年生まれの松坂世代、世間一般によく言われる「黄金世代」なので、ある意味「ワイトーン生まれのワイトーン育ち、ワイトーンな奴らはだいたい友達」ということになりますね。 …すみません、ちょっとふざけすぎました。
「カッタン」
以前の記事でも書いたことがあるのですが、タイでバイクに乗っていると「カッタン!!」と声を掛けられることがあります。
タイではバイクの「サイドスタンド」の事を「カッタン」と呼び、きちんと収納されていない状態で走っていたりすると「カッタン!カッタン!」と凄い勢いで声をかけられます。
私はずっとこの「カッタン」という呼び名を、サイドスタンドを収納するときの「カッタン♪」という音からきたものと思っていました。
そしてタイでの生活を始めた最初の年にこの言葉を知って六年間、改めてこの言葉の由来に疑問を持つことなどありませんでした。
しかしつい先日タイ友人の一人が、バイクで帰ろうとするもう一人の友人に向かってあのいつもの言葉を放ったときの事です。
「カッタン!カッタン!…カータンッ!」
その時、稲妻のような衝撃が走ったのを覚えています。
「…カッタン…カァタン、カータンッ…」←(半開きの口&脳内でこだましている)
「ขา(カー)ตั้ง(タン)!!!」←(目を見開く)
一瞬で全てを悟りました。
タイ語で「ขา:カー」は「足」という意味、「ตั้ง:タン」には「据える、立てる」という意味があります。
「立てる足」=もろ「スタンド」やんけっ!
そうなんです。私がずっと「カッタン♪」だと思い込んでいたのは、「カータン」というちゃんとしたタイ語の聞き間違いだったんですね。
試しに「カータン バイク」とタイ語で検索してみたら、まぁー出るわ出るわ「サイドスタンド」の画像。笑
「カー」も「タン」も、それぞれずいぶん前に覚えた単語で日常生活で普通に使っているタイ語なのに、全く気付かなかったなんてまさに「灯台もと暗し」状態です。
とか思っていた2011年から2017年(直近)までの自分を愛さずにはいられません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
いつものタイライフハック情報ではなく個人的な経験語りで申し訳ないのですが、私自身がここ最近で新たに知ったタイ語関連のことをご紹介しました。
何年たっても新たな発見がある、まさに異文化コミュニケーションの醍醐味ですね。アメージング タイランド!!
こちらの記事がどなたかの役に立ったり、知識欲を満たすことができれば幸いです。