タイの食べられる花「ドークケー」は栄養いっぱい！食レポ＆おすすめ料理方法

タイにはたくさんの食べられる植物が存在します。

というか「あ、そんなのも食べるんだ…」という感じの物でも食べてしまうのがタイ人です。愛すべき特徴ですね。

その土地のその時に旬のものを食べると、よりいっそうその国の文化に触れることができますよね。

ということで今日はタイで今の時期(11月)によく見られる「ドークケー」という花についてご紹介していきたいと思います。

タイの食べられる花「ドークケー」は栄養いっぱい！食レポ＆おすすめ料理方法

ドークケー

その「ドークケー」という花がこちら。

白い花びらがきれいですね。まだ花びらが開いていない状態だと白い「さやえんどう」に見えなくもないです。

直径25ｃｍぐらいのこのボウルいっぱいに入ったものが、近所の個人商店で10バーツ（約30円）で売られていました。

 

ちなみにタイ語だと次のように書きます。

「ดอกแค：ドー(ク) ケー」

「ดอก：ドー(ク)」には「花」という意味があります。

 

日本名は「白胡蝶：シロゴチョウ」と言ってマメ科の植物のようです。

 

 

下処理

この「ドークケー」を食べるにはちょっとした下処理が必要です。

花の中にある花粉が付いた部分を取り除いていきます。

下の画像の中で指でつまんでいる部分を取り除いていきます。

タイ人が言うにはこの部分が残っているととても苦くて美味しくないそうです。

何でもかんでも食べるイメージですが、やはりちゃんと美味しく食べる方法を知っているんですね。

 

この下処理が終わればさっと水洗いし調理していきます。

 

調理

タイ人の多くはこの花を茹でて「ナムプリック」と呼ばれる、日本でいうと「唐辛子みそ」みたいなものをつけて食べるのが好きなようです。

茹でずに花びらの中にお肉を挟んで揚げて食べても美味しいそうです。

 

さてこの「ドークケー」を買ったお店で「茹でるの以外でどうやって料理するのが 簡単 で 美味しい の？」と聞いてみました。

そこで教えてもらったのが「オイスターソース炒め」。下処理した「ドークケー」をオイスターソースでちょっと濃い目に炒めるだけで白米に合うおかずになるそうです。

 

ちなみに「オイスターソース」はタイ語で「น้ำมันหอย：ナムマンホーイ」と言います。

 

 

作ってみた（感想）

せっかくなので今回は教えられたとおりにオイスターソースで炒めるだけのものにしてみました。

出来上がりがこんな感じ。

炒めた「ドークケー」にオイスターソースを加えちょっとひと煮立ちさせただけのものです。

お味はというと…

 

 

うん、意外と美味しいです。

もっとクセがあるかと思ったのですが後味にちょっとした苦みがある以外は非常に食べやすいです。たぶんその苦みも小さくて下処理をしなかった花から出ていたのかもしれません。

 

炒めてしんなりした「ドークケー」はどこか白菜の葉の部分の食感に似た感じもします。豚肉や鶏肉と一緒に炒めたり、卵とじにしても美味しいかもと思いました。

あっさりとしていて味がなじみやすく油ともよく合う食材のような気がするので、天ぷらはもちろんスープなどいろんな料理にも使えるかもしれません。

苦みをうまく活かして茹でたものを酢味噌なんかで食べても美味しいかもしれません。

期待していなかったのに意外と美味しくてびっくりしました。苦みが苦手な人は濃いめの味付けにすると良いかもしれませんね。

 

 

ドークケーに含まれる栄養素

調べていると「ドークケー」100グラムにどれほどの栄養素が含まれているかを説明したサイトがありました。

もし上記のこの情報が正しければ、「ドークケー」はかなり栄養豊富な植物だということになりますね。

ビタミンCだけ見てもレモン果汁（50㎎/100グラム）より優れた含有量であることが分かります。

 

まとめ

含有栄養素まで調べてすっかり情報豊かな記事になってしまいました。

ドークケーを食べたことのある他の人のレビューなんかを見ていますと「苦みがすごい」というコメントがよく目に付いたのですが、私自身はそこまで苦みを強く感じなかったです。

むしろ山菜系に多い「美味しいクセのある味」に感じました。

天ぷらにしてビールのお供に、とかイイんじゃないでしょうか。なんと言っても「お花」を食べているというのが「意識高い」感じでいいですよね（笑）

上で張り付けたYouTubeの関連動画に「ドークケー」のいろんな食べ方が紹介されていますので、興味がある方はぜひご覧になってみてください。

以上、「タイの食べられる花「ドークケー」は栄養いっぱい！食レポ＆おすすめ料理方法」でした。