大気汚染に関する話題になるとよく耳にする「PM2.5」。日本でも地域によっては毎日の天気予報にプラスで情報を流しているところがあるようです。
パッと思い浮かぶのは中国の大気汚染かもしれませんが、実はタイも、特にバンコクなどはかなり空気が汚いことで知られています。
今回のタイラボではそのあたりの情報をまとめておきたいと思います。
【大気汚染 動画あり】タイでもPM2.5がかなり飛んでいる件について【対処法】
PM2.5って?
そもそも「PM2.5」ってなんなんでしょうか?
微小粒子状物質(PM2.5)とは、粒径2.5μm(2.5mmの千分の1)以下の粒子状物質です。マイクロ(μ)は100万分の1の単位。2.5マイクロメートル(μm)は髪の毛の太さの1/30程度、花粉より小さい大きさとなります。またPM2.5は、単一の化学物質ではなく、炭素、硝酸塩、硫酸塩、金属を主な成分とする様々な物質の混合物となっています。
引用元:http://saga-taiki.jp/pm25/pm25.html
つまり非常に小さい粒子状の人体に有害な様々な物質が大気中に漂っているということになります。
もちろんそれらが人体に入るととても有害で喘息や気管支炎を引き起こす可能性があります。
また身近なところでいうと、屋外で干した洗濯物などに汚れが付着するのもこのPM2.5が大きく関係している場合が多いです。
タイのpm2.5汚染具合は?
では実際のところタイの汚染具合はどうなのでしょうか?
いくつかのサイトでPM2.5汚染状況をリアルタイムで見ることができます。
例えばこちら。
主に日本の各地域のPM2.5情報を予測してくれるサイトですが、地図上にタイも含まれておりPM2.5飛来予報情報を見ることが出来ます。そのキャプチャ画面がこちら。
画面中央からちょっと左下へ行ったところがタイです。
こうして見るとタイは日本以上にPM2.5が飛来して来ている(上記写真は先一週間の予報情報です。)ことが分かります。
タイのほとんどの地域で「やや多い」、場所によっては「多い〜非常に多い」と予測されています。
こちらのサイトはさらに細かい情報を見ることができます。
下のURL先はタイのチェンマイの大気汚染情報が見られるようセットしてあります。
こちらのサイト内では「AQI:空気質指数」という単位を使って大気汚染の状況を伝えています。ですからPM2.5だけの情報かというとそうではないのかもしれませんが、関係し合っているのは確かです。
この二つのサイトを見る限りではタイよりもラオス辺りの方が汚染度合いが高いようですね。ということは風向きによってはイサーン地方に流れてくることも予測できます。
ちなみに現在このブログの上部に表示される「Windy」というウェザーマップも、表示を切り替えるとPM2.5の情報も見れるという優れものです。
Web版にアクセスしてぜひ活用してみて下さい。
タイでは特にどこの汚染が酷いの?
調査していると少し興味深い情報を見つけました。
https://thestandard.co/global-pm25-air-pollution/
今年の2月に書かれた記事のようですが、タイのどこの地域で最もPM2.5が飛んでいるかという情報が掲載されていました。
トップ5にランク付けされていますが以下のようになっています。
1位 サラブリー県
2位 バンコク トンブリー地区
3位 コンケーン県
4位 サムットサーコン県
5位 チェンマイ県
意外なことにバンコクが1位ではないんですね。しかしほとんどが大きな都市として知られている町です。
その土地の産業なども関係しているのかもしれません。
タイの多く地域ではいまだに野焼き文化が残っていますので、そうした事も大気汚染に関係していることでしょう。
またここに記されている基準値は年平均のものです。
一般的に言われているPM2.5の年平均の基準値は15μm/㎥以下ですので、タイは基準値の約2倍汚染されていることが分かります。
タイ旅行にくる際にも気に留めておきたい事実ですね。
バンコクのPM2.5被害動画
次の動画を見ると、いくらかでもバンコクPM2.5の現被害状況が分かるかもしれません。
バンコクに住む人たちの健康への被害が心配になってきますね。
対処法は?
もちろんお金をかければかなりの割合で自分の周りのPM2.5を除去できるでしょう。
「密性の高い住宅で全館空調システムと組み合わせた電子フィルターを動かし…」というアドバイスをネット上でも見かけましたが、そこまで徹底するのはなかなか難しいのが現実です。
そこでお手軽になってくるのがやはり「マスク」の使用 です。
PM2.5対策におすすめマスクはこれだ!
例えば「マスク」ですが、粒径2.5μm以下のPM2.5を防ぐにはドラッグストアで売っているような普通のマスクでは効果がありません。
それでもし日本からタイに買ってくるなら『N95マスク』か、いわゆる粉塵マスクと呼ばれる『DS2マスク』という規格のものを買ってきましょう。
ただ毎日使うには高価なものも多いと思います。
そこでタイラボがおすすめするのがこちら!
備蓄用も含めて今ご使用のマスクは本当に信頼できますか?
PM2.5やウィルスを通すような安価なマスクでは意味がない!本当に信頼できる高機能マスクが売れてます!0.1ミクロンの微粒子を99%以上カット※PM2.5は2.5ミクロン以下の粒子です。そのフィルターを使った4層構造!
安心の日本製
[L]9cm×17.5cm大人用,女性用
大気汚染物質「PM2.5」にも対応
アレルキャッチャーマスクは、0.1μmの粒子なら99%カットするフィルターを使用しています。
マスクにイヤなニオイが残りません
口臭や、タバコのニオイがマスクに付着するのを軽減します。
[M]9cm×14.5cm子供用
[S]8.2cm×12.5cm幼児用
※一枚一枚ビニール袋に入っている【個別包装】です。
※Sサイズにはノーズフィットワイヤーはついておりません。
※Sサイズは小学校3年生位までを対象
※サイズに個人差あり
MADE IN JAPAN
・容量
1箱30枚入り※上記URL先ショップ概要欄より引用
レビュー欄を見てみると購入した人からかなりの高評価を得ているようですね。
一枚70円ほどする決して安くはないマスクですが、安心の日本製、個別包装なので衛生的で持ち運びが便利、0.1ミクロンの微粒子を99%以上カットするフィルターを使った4層構造の超高クオリティマスクですので、そう考えると決して高い買い物ではないかもしれません。
他にも仰々しいゴツいマスクなども売られていますが、結局フィルターを交換しなければいけなかったりしますのでこの「アレルキャッチャーマスク」をおすすめしたいと思います。
首にかけるタイプの空気清浄機なんかもセットにするとより効果的かもしれませんね。PM2.5の多い国に出かける際に一つあっても良いかもしれません。
まとめ
この記事ではタイのPM2.5に関する現状をお伝えしてきました。こうして調べてみて私自身初めて知ったことも多かったです。
タイを含む海外へ旅行に来る予定のある方、仕事などでタイに長期滞在される予定のある方はこうした大気汚染対策にもアンテナを張っておかれると良いでしょう。
またタイで日本と同じようなクオリティで買い物をするのはなかなか大変なことですので、日本から準備して来ることを強くおすすめしたいと思います。
実際今タイでは高品質のマスクなどは売り切れが続出して入手困難になっているところも多いようですね。
以上、【大気汚染】タイでもPM2.5がかなり飛んでいる件について【対処法】でした。
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