どこの国でも幸福度に大きく寄与するのが「教育制度」です。
「小さな頃からきちんと教育を受けることができる」
日本ではごく普通のことかもしれませんが、世界基準で見ると決して当たり前のことではありません。
タイの田舎の村などでお会いする高齢の方の多くは識字率が低く、お話を聞くと小さな頃は学校に行けなかったと言う方が多くいらっしゃいます。
しかし現在タイにはたくさんの学校があり、比較的充実した教育制度が確立されています。
一昔前とは違い、家族の良い協力があれば貧しくともほとんどの子供たちが義務教育を受けることができるようになっています。嬉しいことですね、
今回のタイラボではタイにある学校の種類をまとめておきたいと思います。
概ね日本と似ているのですが、タイ語での学年の呼び方などはいくらかややこしくなっていますのでこの記事を参考にしていただければと思います。
タイの教育制度 学校の種類まとめ
保育園
「เนิร์สเซอรี่ -NURSURY- (ヌー(ス) スーリー)」
もしくは
「เตรียมอนุบาล (トリヤム アヌバーン)」とも言う。
通う年齢は2〜3歳の日本で言うところの「保育園」です。
幼稚園
「อนุบาล (アヌバーン)」
通う年齢は4〜6歳、日本で言うところの「幼稚園」です。
小学校
「ประถม(パトム)」
日本で「小学一年生〜六年生」と呼ぶように、タイでは「ป.1〜ป.6(ポーヌン〜ポーホック)」と学年を数えます。
7〜12歳が通う小学校です。
中学校、高等学校
「 มัธยม(マッ(タ)タヨム)」
12〜18歳の学生が通う学校のタイ語名称です。
タイでは中高一貫教育となっており、中学一年生から高校三年生までを「ม.1〜ม.6(モーヌン〜モーホック)」と数えます。
わざわざ書かなくてもわかるかと思いますが、下記のような数え方です。
- 中学一年 = ม.1
- 中学二年 = ม.2
- 中学三年 = ม.3
- 高校一年 = ม.4
- 高校二年 = ม.5
- 高校三年 = ม.6
ม.1~3: มอต้น(モー トン) 中学校(初級中学)
ม.4~6: มอปลาย (モー プラーイ) 高等学校(高級中学)
ป.1~ม.3は「ภาคบังคับ:パー(ク) バンカッ(プ)」と呼ばれ、日本で言うところの「義務教育」扱いになります。
小学生1年から中学3年までということで日本と同じですね。
通信教育
「ศูนย์การศึกษานอกโรงเรียน:スーン ガーン スッ(ク)サー ノー(ク) ローン(グ)リヤン」
略して「ก.ศ.น.:ゴー ソー ノー」
15歳以上の人が申し込める通信教育2年制の学校で、だいたいどこの県にもあります。
毎日学校に通う必要がなく、テストなど特定の日にだけ学校に通い、その他は自宅学習となります。
専門学校
「อาชีวะศึกษา:アーチーワ スッ(ク)サー」
専門学校のことをタイ語で上のように呼びます。
専門学校の中にはより技術面での訓練を意識した学校があり、それらの学校は以下のような総称で呼ばれています。
「เทคนิค สายอาชีพ:テークニッ(ク) サーイ アーチー(プ)」
専門学校と技術専門学校を合わせたような学校で、日本で言う職業訓練校と少し似ています。
大学
「มหาวิทยาลัย :マハー ウィタヤーライ」
大学のことです。
日本と同じで大学の中にも様々な種類があります。その場合「マハーウィタヤーライ〇〇」といった形で表現されています。
まとめ
いかがだったでしょうか?ザクッとですがタイの学校の種類についてまとめてみました。
こうして見ると確かに東南アジア諸国の中では教育システムがしっかりと確立されているように感じます。
日本からタイの大学に入校されている人も多いようですね。
以上、「タイの教育制度 学校の種類まとめ」でした。