空路でのタイ入国の厳格化や、ラオス・ビエンチャンなどでビザ発給厳格化の話を最近よく聞くようになってきました。

長期滞在する観光者へのあたりが強くなってきているタイですがこれからどうなっていくのでしょうか?

 

先日、私はミャンマーのヤンゴンでタイ観光ビザを取得してきました。

2019年現在、タイ近隣の国の中ではかなりビザを取りやすいということでしたので行ってみたのですが、ネット上を探してもヤンゴンでのビザ取得情報はそこまで多くありません。

また今回は帰りを空路ではなく、タイ・メーソート県に入る陸路入国にトライしてみましたので、そのあたりのレアな情報もお分かちできるかと思います。

忘備録もかねて、「この記事さえ読んでおけばヤンゴンでのタイビザ取得と移動手段のことが丸わかり!」というところを目指して書いていきます。

【バス、タクシー、両替、申請方法、陸路入国も!】
ミャンマー・ヤンゴンでのタイ観光ビザ取得の詳しい手順

なぜミャンマーへ?

ごくごく簡単になぜ今回ミャンマーでのビザ取得を試みたのかを説明しておきましょう。

現在ミャンマーでは日本と韓国のパスポート保持者に対して観光ビザ免除の措置をとっています。

この措置は2018年10月から1年間限定で行われており、今なら日本人はノービザ&無料でミャンマーに入国できます

この措置はさらに延長されるとのうわさも出ていますので、これからミャンマーに足を運ぶ日本人が増えるかもしれませんね。

まぁ今回ミャンマーに決めたのはもう一点理由があったのですが…この記事を読み進めればわかると思います。

 

タイ出国前に「ドル」を入手しよう

ミャンマー・ヤンゴンでのビザ申請においてまず準備しておかなければいけない大切な事は「USドルの入手」です。

在ヤンゴン・タイ大使館での観光ビザ申請には40ドルの申請料が掛かります。

またヤンゴンで現地通貨のミャンマーチャット(MMK)に両替する際、その他現地での支払いにもUSドルが一番使いやすいです。(というか空港を出てしまえばその他の外貨はかなり使いにくい!)

そしてここでさらに大切なポイントが一つ!

現行の最新デザイン&きれいな紙幣(できれば新札)を用意しましょう。

なぜかというと…
ヤンゴンでは新デザイン、新札以外は受け取ってもらえない、もしくは両替の際にレートが低く設定されるということがあるからです。
特にビザの申請時に受け取ってもらえないと大変ですので、必ず新札のUSドルを準備しておきましょう。

 

タイでいつも利用している両替屋さんに新デザイン&新札USドルがあるなら、レートの良いそこで準備していくのが一番良いでしょう。

空港内にある両替屋だとレートは良くないですが、常にドルがありまず間違いなく新札も手に入るでしょう。

 

タイ出国 → ミャンマー入国

タイの出国に関しては選ぶ航空会社によって時間や場所が違うでしょう。なのでこの部分の詳細説明は省きたいと思います。

わたしたちが使ったのは「AirAsia」の国際線でした。「AirAsia X」という名称で国内線と差別化されています。

航空券の価格は1人/1400バーツ(約5000円)ほどだったと思います。

バンコク・ドンムアン(DMK)からヤンゴン(RGN)まで所要フライト時間は約1時間15分、時差でヤンゴンのほうが30分早いのでなんだか早く着いた気になります。

国際線の割に小さな飛行機…

 

ミャンマー近くの海(河?)はなんだかマーブル模様。

 

ヤンゴンもちょっと離れればこんな感じの田園風景。夕日が反射してキレイです。

 

ヤンゴン空港

ヤンゴンの空港はそこまで大きくありませんが、とても清潔で近代的なデザインをしています。

 

イミグレーションを抜け空港ホールへ出ると、携帯シム販売店やいくつかの両替所を見つけることができます。

今回私はタイの「TRUE」のトラベルSIMを買って持って行きました。その点に関しては以下の記事を参考になさってください。

タイバーツから両替できるところはたくさんあるのですが、日本円からミャンマーチャットへ両替できるところは限られています。

日本円を使える両替所はホール内の一番右端(入国ゲートから外に向いて)にあります。

画像内の3店舗のうち左右の2店舗が日本円を扱っていました。

 

空港内での両替&SIM購入に関してはこちらの記事を参考になさってください。

空港内のレートは良くありませんので、もしヤンゴン市内でさらに両替をする計画があるならここでは最低限の金額でよいでしょう。

ヤンゴン市内で日本円を扱っている両替所の情報は後ほど記載します。

 

格安バスでヤンゴン市内へ

ヤンゴン空港から市内までの移動方法は大きく分けて二つ、「バス」と「タクシー」があります。

バスを使うならかなり格安の1人/500チャット日本円で約40円ほどで市内まで移動できます。しかも結構きれいなエアコン付きバスです。

さらに安い200チャットのエアコン無しバスもありますが…お好みでどうぞ。

ヤンゴンで路線バスをを使うならアプリを使うのがおすすめです。

アプリはいくつか種類がありますが、今回私が使ったのはこちら。

https://apps.apple.com/jp/app/39-bite-pu-yangon-bus-guide/id1195437608?l=jp

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ygnpublictransit&hl=ja

※このアプリの使い方に関しては、また後日記事にした時にリンクを貼っておきたいと思います。

 

空港とヤンゴン市内をつなぐ路線バス、及び市内を巡回しているバスには「YBS」と書かれていますので容易に見分けがつくでしょう。

路線によって車体につく番号が違います。先ほど紹介したアプリでその路線がどういうルートを通るのかを確認できます。

 

こちらは市街地との間を行き来する空港シャトルバス。確認はしていませんがほとんどが赤い車体だったと思います。

車内はこんな感じでかなり清潔でクーラーがよく効いています。

空港から市内まで1時間以上かかる場合もあるので、その際には上着が必須かもしれません。

運転手席側の入り口からの乗り込み、入ってすぐにある集金ボックスにお金を入れます。

お釣りは出ないというか用意されていませんので、必ず前もって500チャットを用意しておきましょう。

もしある程度現地の人とコミュニケーションが取れるなら裏技的な仕方でお釣りを受け取ることもできます。

その方法というのが…例えば1000チャット札しかない場合、まずは自分が乗り込んだ時にその1000チャットを集金ボックスに入れ、その後乗り込んでくる人を待って「余分にもう一人分払っている」と説明しその人から500チャットを受け取るという方法です。

外国人である私たちにはかなりハードルの高い方法かもしれませんが、現地の人の多くはそうして乗っていました。

乗ってしまえばあとは日本と一緒。目的地近くで降車ボタンを押し降りるだけです。

その際にも上のアプリを見ればどこにバス停があるのか分かりやすいのでぜひ事前インストールをおすすめします。

 

日本円を両替「White Bay」

ヤンゴンの市街地には日本円を扱う両替所は(おそらく…)一つしかありません。それがこちら。

「White Bay」

Googleマップ

ちゃんと日本語対応のサイトもあります。

http://whitebay-consulting.com/money_changer/

ビルとテナントの合間の細ーい路地にあります。

換金レートは空港より良く、1万円両替すると10,000チャットほど変わってくるぐらいでした。

大きな金額を両替するならぜひこの「White Bay」をどうぞ。

 

ヤンゴン・タイ大使館

ヤンゴンにあるタイ大使館の場所がこちら。

Googleマップ

大使館の外観

 

ビザ申請をする建物はとてもきれいで、なんと待合室はクーラーまで効いています!

 

その他の国の大使館もこの近辺に集まっています。

近くには「People's Park:人民公園」と呼ばれる大きな公園もあり、町の喧騒から少し離れた比較的静かな場所です。

 

ビザ申請の時間と必要なもの

ビザ申請受付&ビザ受け取り時間は以下の通りです。少し時間に余裕を持って出かけましょう。

【ビザ申請】9時00分~12時00分
【ビザ受け取り】13時00分~17時00分

 

申請には以下のものが必要です。

必要書類
  • 申請用紙(現地で受け取れる)
  • パスポート(6ヶ月以上の有効期間が必要)
  • 顔写真2枚(3.5×4.5cm)
  • 申請料40USドル(新札もしくは汚れが少ないもの)
  • タイでの滞在先証明書、もしくはタイ行きの航空券の写し

申請用紙は現地大使館でもらえます。

 

申請用紙の書き方

大使館につくと申請用紙を受け取り必要情報で書き込んでいきます。

記入項目については以下の画像を参考になさってください。

 

「父親の名前」の欄があるところなどが他の国で提出するものと少し違いますね。

ただほとんど共通した記入事項なので、これまで違う場所でビザを申請してきた人ならそんなに難しくないと思います。

 

申請してみた

申請する場所はそんなに大きな部屋ではなく、申請のために並んでいる列は一つしかありませんのでまず迷うことはないでしょう。

申請手順は次のようになります。

必要書類を提出 → 申請料40USDを払う → 受領書(翌日パスポートとの引換として使う)を受け取る

たった三つの手順でOKです。

個人的に感じた点ですが、ここヤンゴンのタイ大使館では堅苦しい雰囲気もなく、職員もニコニコしておりとてもスムーズな申請だったと思います。

ちなみに…
今回提出した私のパスポートには前回ビエンチャンで押された「リマークスタンプ」がありましたが問題なく受け取ってもらうことができました。
というかパスポートをほとんどチェックしていなかったように思います。

 

ヤンゴンでのビザ受け取りから陸路入国へ

さてここからは日が変わってのヤンゴン・ビザ取得ツアー後半戦の様子を書いていきたいと思います。

まずは申請していた「ビザの受け取り」からです。

 

ビザを受け取る

翌日午後の受け取り時間に合わせて大使館に向かいます。

13時からとありますが実際に開いたのは13:30でした。もしかしたら申請の時間も30分遅いのかもしれません。

またここヤンゴンのタイ大使館では前日にビザを申請した順番ではなく、当日大使館に到着した順でパスポートを受け取ることになります。

13:30の開門と同時に到着したぐらいでしたが前には20-30人ぐらいしか並んでいませんでした。(ちなみに今回、申請が火曜、受け取りは水曜日に行っています)

並んで待つこと約30分、何の問題もなく観光ビザを取得することができました。もちろん「リマーク」も無しです。

実際に今回ヤンゴンでビザを申請してみて感じるのは「超ゆるい!!」ということ、そしてほかの国でリマークを押されてしまった後のない人たちにとっても希望のある場所だと思いました。

2019年9月現在ではヤンゴンでも観光ビザを発給してもらえない事例が確認されています。

まとめ

※かなりの長文記事になりましたので、ビザ取得後の「ミャワディ経由タイ陸路入国」に関しては別記事に分けました。

以上が今回のヤンゴンビザ取り旅程の半分となります。

この記事と続く後半記事さえ見ておけばタイからヤンゴンへビザを取りに行き、そして陸路でも無事帰って来ることができるでしょう。

向こうで泊まったホテルや食べた食事、道中便利だと思ったサービスに関しては後日別の記事としてアップし、そしてこの記事にリンクを貼っておきたいと思います。

もしこれからヤンゴンに行く、しかも陸路入国を考えているという人がいましたら是非参考になさってくださいね。

「もうちょっとこの部分を詳しく教えてほしい」という方がいましたら、遠慮なくお問い合わせフォームTwitter上でお尋ねくださればと思います。

 

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